移動用電源


<シールドバッテリー(〜2001年)> 

山岳移動で使用する電源として、もっとも多く使われているのはバッテリーではないでしょうか?
バッテリーにも色々な種類の物がありますが、山岳移動には扱いやすいシールドバッテリーが良いですね。

シルードバッテリーの特徴を上げて見ると
・液漏れがない
・適度な容量、重さである
・メンテナンスフリー
・急速充電が可能
などが上げられます。次に山岳移動に使用される代表的なシールドバッテリーとしては


 2.2Ah  920g 17.5cm×3.5cm×6.0cm
 4.5Ah 1800g  9.0cm×7.0cm×10.0cm
 6.5Ah 2600g 15.0cm×6.3cm×9.5cm

などがあります。日帰りの運用ではこのサイズの電源で十分です。無線機の消費電力に合わないような大きな電池を持ち上げても、電池容量の半分も使わないことが多く、無駄な重さを持ち上げていることになります。あなたの運用に合わせたサイズのシールドバッテリーをご利用ください。


<ニッケル水素乾電池(2001年〜)>
乾電池も無線機に利用できるような容量の物が販売されるようになってきました。


単3で 2600mAh、単1だと 9000mAh もある物が販売されています。 2600mAh あれば十分無線機の電源として使用できます。 単3だと充電方法も充電時間はかかりますが市販の機器での充電も可能なのでお手軽です。

<市販の充電器と組み合わせて見ました>

市販の充電器との組み合わせです。これなら旅行中でも充電することが可能なので便利です。

写真の電池は単3X11本(13.2V)で構成してます。6本の電池ケースをふたつ合わせて使っています。

2500mAh  350g 11.0cm(縦)X5.0cm(横)X3.5cm(厚み)


<タブ付き電池>

乾電池ではありませんが、単3サイズをチョット大きくしたタブ付きのニッケル水素電池が秋月で販売されています。 この電池は 4500mAh もあり魅力的です。

写真の電池は11本(13.2V)で構成しています。

4500mAh 700g 7.0cm(縦)X11.0cm(横)X4.0cm(厚み)


ニッケル水素電池を使用すると、シールドバッテリーと同じ容量でもより小型軽量化できます。一度試してみる価値はあると思いますよ。


<リチウムイオン電池(2003年〜)> 

リチウムイオン電池も手ごろの容量の物が手に入るようになってきました。リチウムイオン電池は メモリー効果がないので、充電機さえ上手く作ればお手軽に利用できます。
写真の電池はビデオカメラに使用されていたものを使っています。より小型化を目指して如何でしょうか。

写真の組み合わせは3.6V 2600mAhのセットを4つ(14.4V)で構成しています。

2600mAh 350g 7.0cm(縦)X8.0cm(横)X4.0cm(厚み)



<リチウムフェライト電池(2013年〜)> 

バイクのバッテリーといえば鉛バッテリーですが、最近軽さを売りにしたリチウムバッテリーが出回ってきました。
以前から、電動リールの電源として同じような形状のリチウムイオンバッテリーがありましたが、これが意外に高価でした。それと比べるとバイク用は販売メーカが多いせいか、意外に安価で出回っています(ただし中国製が多いようなので注意しないと外れを引くことがあるようです)。

このバッテリの良い所は、鉛バッテリの時の用に扱いが楽な点と、電源電圧が12Vでなく、13Vある点です(無線家に取っては重要なポイントですね)。充電も13.5V〜14.8Vの間ですれば良いようなので手持ちの定電圧電源で出来るところが良いですね。
写真はAZバッテリのIT12B-FPです。

[ 消費電力 ]:48(wh)[ サイズ ]:高さ92o 幅65o 長さ150o 重量約0.9kg



<18650リチウムイオン電池(2018年〜)> 

いままでは、リチウムイオン二次電池を使用するにはパソコンやカメラなどに内蔵されているリチウムイオン電池を外して使用するしかありませんでしたが、 最近はリチウムイオン二次電池(18650)が簡単に手に入るようになってきました。 この電池を使用すれば特別の加工をしなくても外部電源ボックスを作成する事で無線機の外部電源として簡単に利用する事ができます。

18650リチウムイオン電池はフル充電した時の4本順列接続(4.2V X 4)だと 16.8Vほどになります。
このままだと無線機の標準電圧13.8Vを大きく超えるために電圧を落とさないと使用できません。
3本の12.6Vで使用すると言う方法もありますが、13.5Vが欲しいのでやはり4本使用でいきます。

 さて減圧の方法ですが、回路は簡単で、減圧には 10A-10という「1000V、10A」のダイオードを使用します。  このダイオードの順方向電圧は0.6Vですので、4個で2.4Vダウンする事ができます。このダイオードを、トグルスイッチでショートさせる事で、 0V〜2.4Vまで減圧量を調整できるようにしました。

18650の充電は市販の急速充電器できますので簡単です。  



<PDバッテリー(2024年〜)> 

モバイルバッテリーは、いままでは携帯電話の予備バッテリーとして使用されていましたが、PD対応のモバイルバッテリー なるものが発売されました。
このバッテリーは出力に 20V/5Aも取ることができるようになりましたので、無線機の 電源として使用が可能となりました。
移動運用する無線家には朗報ですね。

左記のバイルバッテリーは
重量: 428g
容量: 30000mAh/3.7V/111Wh
USB出力:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/5A
無線機への出力は 15V/3A 対応の USB-Cケーブルを使用することで取り出せます。


※PDとは、USB Power Delivery(USB PD)の略で、USB Type-C端子に対応した給電規格で最大240W(48V/5A)の電力を供給できるそうです。


ほるす(後藤@JR1NNL)