ロングワイヤ・アンテナの製作

はじめに

エレクラフト社のQRP用超小型ATU「T1」を手に入れたので、これに合わせて「ロングワイヤ・アンテナ」を作ってみました。

T1は

  • 最大入力:20WSSB,CW(10W FM,RTTY)
  • 整合範囲:1.8〜54MHz
  • 入力インピーダンス範囲:2〜5000Ω
  • チューニング時の入力電力:5〜10W
  • 整合時のSWR:2.0以下
  • 外形寸法:63X112X23mm、140g
と小型軽量で、電源も内蔵の006Pで動作しますので「FT-817」+「T1」+「ロングワイヤ」があればお手軽なHF運用が可能となります。


作り方

構造はいたって簡単で給電部には同軸ケーブルに高周波が乗らないようにコモンモード・チョークとしてフェライト・バーにケーブルを巻きつけた簡単なもので作り。ケーブルフィシャーに合わせて、ワイヤーは5mでラジアルは5mのケーブルを8本で構成してみました。これでも 7MHz〜50MHzまで同調がとれました。


給電部の全体写真です。いたってシンプルに出来ています。

「フェライト・バーによるコモンモード・チョーク」
長さ10cm程度のフェライト・バーに5回巻きで作成しました。

フェライト・バー入手先
シオヤ無線電気商会:東京ラジオデパート3F

エレメントとカウンターポイズを接続する部分です。

給電部+カウンターポイズ(ビニール線5mX8本)+ワイヤ(サガ電子工業株式会社 AW−2.8 5m使用)です。

私はワイヤにサガ電子のHFアンテナ用のケーブルを使用していますが、 ビニール線でも特に問題はありません。今回は5mのケーブルですがこの部分を長くすると7MHz以下の周波数でも同調が取りやすくなります。

ケーブルフィシャーに接続してみた所です。ラジアルの1本をケーブルフィシャを止めているアルミのペグにもつけてみました。(気休めのような気もしますが・・・・)

ラジアルは「ビニール線5mX8本」以外に、「ビニール線10m1本」も試して見ましたが大きな変化はありませんでした。


ほるす(後藤 @ JR1NNL )